本日は、津工業高校サッカー部の1年生と、中学3年生が強化試合を行いました。
攻撃の部分も改善されつつあり、次につながる試合となりました。また1.2年生も競争に加わり始め、良いチーム状況になってきました。
中学1年生は、これまでの問題点を改善するためのトレーニングを実施しました。
明日から、お盆休みとなります、体を休めるとともに、精神のリフレッシュもしていきましょう。
長期休暇の重要性
三重サッカーアカデミーでは、設立(10年前)から夏の長期休暇をとっています。※今年は自粛期間や公式戦のスケジュールの関係で短縮しています。
「ここのクラブはやすみばかり・・・」「夏にしごかなくて大丈夫ですか?」などなど、まだまだ夏の長期休暇が当たり前ではなかった10年前のことです。
いまでは、熱中症の問題や育成年代のトレーニングに関する考えも変化し、長期休暇をとるクラブも増えてきました。
ちなみに、あくまでも我々三重サッカーアカデミーの考えであり、休みを取らないことを否定しているわけではありません。様々な考えがあると思いますので、よろしくお願いいたします。
ヨーロッパのサッカークラブの夏休み事情
ヨーロッパのクラブでは、国やクラブによって違いもありますが、だいたい6週間ぐらいのお休みを夏にとっています。
海外の指導者の中には、休みが長すぎるという方もいるようですが、ヨーロッパの国々の育成年代では1か月以上のお休みをほとんどとっています。
ある国を訪れた際、プロサッカークラブの下部組織に通う息子さんがいる保護者の方と話すことがあり、
「休みは長すぎないか?」と質問すると
「今年は5週間しか休みがなかったの、これではしっかり休みをとることができないわ」と、驚きですね。
文化やしくみの違いもあると思いますので、ヨーロッパのやっていることをそのままマネをする必要はないと思いますが、1年中ほぼ休みなしで活動する日本のサッカー選手は、なぜ大人になってからヨーロッパの選手を超えることができないのか? そう考えると議論しないといけない問題だと思います。
三重サッカーアカデミーの夏の取り組み
前述しましたが、三重サッカーアカデミーでは、夏に2,3週間のお休みをとっています。(小学生のスクールは、夏休み期間の約1か月お休み)
- 日本の夏の酷暑
- 身体のリカバリー
- 精神のリフレッシュ
- サッカー以外の経験をする時間
- 整理整頓
など、様々な理由で、長期休暇を実施しています。データー上、全員とはいきませんが、身体の発達が向上する(体が大きくなる)選手もたくさんいます。
また、テスト期間というのが年間5・6回あることも考え、ヨーロッパと同じ6週間ではなく2.3週間という長さに設定しています。
時代の流れとともに、保護者の方々にもご理解いただけるようになり、選手たちも長期休暇の意義を尊重し、有意義な時間を過ごしていただいているようです。
三重サッカーアカデミーでは、専門的・科学的に考え、本気で選手の育成に取り組んでいます。